豆知識
リニューアル工事費用削減
一般的な 6 ~ 10 階建てマンショでは以下の費用が目安となります。
《全撤去リニューアル》
1200 万~ 1500 万が相場です。
《準撤去リニューアル》
700 万~ 1000 万が相場です。
《制御・部分リニューアル》
400 万~ 600 万が相場です。
《プラスオプション》
標準仕様からオプション仕様部分(例えば防犯窓つきドア)に変更の差額は上記費用+OP 料金になります。付加価値仕様(地震時管制運転装置、火災時管制運転装置、停電時自動着床装置、手摺追加、遠隔装置ほか)も別料金が加算されます。

リニューアルの方法や交換部位、仕様、オプションの追加等により、かかる費用も大きくかわります。

既設のエレベーターの仕様もマンションやビルによって違いますし、完成後のイメージから希望するオプション仕様も違うと思いますので、単純にはいえませんが、上記の目安を参考にされればよろしいかと思います。

リニューアル参考
リニューアルで一番の問題となるのが、既設エレベーター仕様が「油圧式」の場合です。油圧式エレベーターは建築上の制限などで屋上に機械室(塔屋)が設置できないマンションで古くから多く採用されていましたが、近年ロープ式でも塔屋 ( 機械室 ) を必要としないタイプ ( ルームレスと呼ぶ ) が主流になってきたため、存在意義がなくなり、大手メーカーでは現在、油圧式エレベーターの新規製造を中止しています。そのため、油圧式から油圧式へのリニューアルは不可能(一部可能な場合もあり)となり、新たにロープ式のエレベーターを設置をすることになり、5 階建て程度の建物でも新設工事に 1,500 万円前後の費用が必要になります。
大手メーカー以外の製品であれば、3~ 4 割くらい費用は安く抑えられますが、ご検討の際は、業者からの説明をよく聞いて納得されてから、採用するのがよろしいかと思います。
厳密に知りたいのであれば、管理組合やビルオーナーの要望を取り入れた上で、現在のエレベーター保守会社にリニューアルの費用見積りをするのが、1 番早い方法かと思います。